医局
医局員は常勤・非常勤合わせて約20名在籍しています。
認知症を含めて精神疾患の患者さまに入院期間を限定せずに診療をしております。ご家庭や、地域社会での生活ができるよう、ご家族、福祉関係者、院内外の多職種と連携して、活動をしています。患者さまの高齢化に伴い、身体合併症の治療にも、非常勤内科医の協力を得て、当院でできる合併症治療を継続しています。
外来は月曜から土曜、各曜日の担当医が、初診の患者さまの診療にあたっています。できるだけ同じ医師が外来診療を続けることを原則にしています。
医局員も長期に勤務している医師が多く、ゆったりとした環境で患者さまの回復につながるよう、心がけています。
医療福祉相談室
当院は、患者さまやご家族と入院や療養生活の様々な問題、そして退院後の生活について一緒に考え、その問題解決のお手伝いをするため、医療福祉相談室を設けており、医療福祉に関する相談や社会復帰に関する援助をソーシャルワーカー(精神保健福祉士)が行っております。
医療についてお困りの方は、遠慮なくご相談ください。ご相談の内容については、秘密厳守の上、解決へのお手伝いをさせていただきます。
疑問・質問・困った時は、
医療福祉相談室へ
- 入院や外来受診について
- 医療費、生活費などの経済的な問題について
- 各種制度のご利用について
- 家族、仕事、対人関係の問題について
- 退院後の生活について
- デイケア活動
- 訪問援助活動 など
外来患者さまの生活支援活動として、デイケアや訪問援助活動など行っております。
ご利用・相談窓口は、医療福祉相談室です。お気軽にご利用ください。
作業療法科 ~Occupational Therapy~
作業療法は、リハビリテーションの一環です。「物をつくる・身体を動かす・人と話す」など、様々な活動を通して、自信を回復したり、他人との良いコミュニケーション体験を通して、病気の回復過程を促進していきます。
- 生活リズムを身につけたい方、自信をつけたい方、生活技術を身につけたい方、周囲とのコミュニケーションをうまく取りたい方、気分転換をうまくとりたい方、趣味の幅を広げたい方などにお役に立ちます。
- 作業療法場面では、“安心できる場” ”体験できる場” ”継続的に活動できる場” “達成感を持てる場” ”自然なコミュニケーションがとれる場”です。
- 作業療法における作業活動は手工芸・陶芸的なものから運動、音楽、調理や退院後の生活に向けての作業など幅広くあります。
- 1. 良い体験や良いコミュニケーションをするための道具として利用する。
- 2. 現実感や自信が回復するよう、作業活動をとおした体験を積み重ね、力をつける。
- 3. 実際の生活課題(調理・社会資源の利用など)を解決する。
- 4. 人生にとっての生きがい、趣味、などを身につける。
など作業療法において作業活動を利用する意味は様々です。
今のあなたにとって、意味のある作業活動を一緒に考えていきましょう!
統合失調症の回復過程と
作業療法の役割
(統合失調症の回復過程)
(作業療法の役割)
- できることから少しずつ
↓ - これまでの体験を生かすとともにこれからのことも一緒に考えていきましょう。
↓ - 頑張りすぎに。休みたい時に休もうよ。
作業療法の参加について
- 初めての方には見学と内容の説明をさせていただきますので、担当医または作業療法スタッフに申し出てください。
- 参加の際は医師の処方箋が必要となりますので、担当医にご相談ください。
- 担当医と相談し参加が決まりましたら、初回参加時に担当の作業療法士と活動内容や参加の仕方など相談してください
- 担当の作業療法士と定期的な面接を行い、目標の確認と振り返りを行います。
- 作業療法に参加する際には、作業療法出席カードを開始時に提出してください。
作業療法週間プログラム表
作業療法作品の紹介
作業療法センターの紹介
安心できる場、体験できる場、継続的に活動できる場、自然なコミュニケーションをとれる場を提供できるように心掛けています。