岩尾会

昭和34年に岩尾義一が木造建て52床の精神科病院「東京海道病院」を青梅の地に開設しました。当時は一面の畑の中にポツンと病院が立っているという環境でした。
昭和50年に医療法人財団岩尾会を設立し、現在では精神科病院の「東京海道病院と東京青梅病院」、介護老人保健施設「青梅すえひろ苑」、また平成27年4月より西荻窪の岩尾医院を建て替え「メンタルクリニックいわお」の名称でスタートしました。それに加えこれからの在宅医療を支える訪問看護ステーションをはじめとする在宅サービスにも力を注いでいます。
現代社会は、今後ますます拡大化する高齢化社会、経済に対する不況不安、いつ起こるか分からない天災不安、ストレスの多い職場や学校など、心の歪が生じやすい状況下にさらされており、精神科病院の役割がさらに重要視されてきています。
岩尾会は「親切と信頼の医療と介護」をテーマに、適正な医療の提供と人間愛で接する思いやりの看護に努め、患者さまとご家族の立場で考える医療と介護を心掛け、地域社会に根ざした幅広い活動を積極的に展開してまいります。

平成28年7月より医療法人財団岩尾会の理事長に就任いたしました。創設者の岩尾義一から前理事長の岩尾碩へと積み重ねてきた岩尾会の歴史を守りながら、現代社会が求める精神科医療のニーズに応えることのできる医療環境づくりを目指して努力して参りたいと思っております。
岩尾会は医療においては「東京海道病院と東京青梅病院」の二病院で急性期の精神疾患の治療から慢性期の治療まで受け入れが可能です。各病院の特性を生かし、急性期の早期退院、慢性期の退院支援や地域移行へのサポート、さらに認知症の治療やご家族への支援を行うために多職種によるチーム医療を行っています。また、老健施設「青梅すえひろ苑」では 高齢者の生活レベルの維持を実現するべく、より質の高い介護を目指しています。 西荻窪には「メンタルクリニックいわお」をリニューアルし、訪問看護ステーション、青梅市地域包括支援センター、居宅介護支援事業所など在宅サービスとの協力体制のもと総合的な医療・介護サポートを展開しています。「親切と信頼の医療と介護」の理念のもと、スタッフと心をひとつにして、地域の期待に応えることのできる組織づくりを目指してまいります。